マラソンでペースメーカーを使うのはずるいと思ったことはありませんか?
ペースメーカーとは、マラソンのレースで先頭を引く役割を担うランナーのことです。
ペースメーカーは、自分の目標タイムに合わせて走ることで、後ろについてくるランナーのペースをコントロールします。
ペースメーカーの存在は、マラソンの世界記録の更新に大きく貢献していますが、一方で、ペースメーカーを使うのはずるいという批判もあります。
この記事では、マラソンでペースメーカーを使うのはずるいのか、ペースメーカーのメリットとデメリットについて、徹底的に解説します。
ペースメーカーを使うメリット
ペースメーカーを使うことで、マラソンのレースで得られるメリットは以下の通りです。
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- ペース配分がしやすい
ペースメーカーは、目標タイムに合わせて一定のペースで走ります。
そのため、ペースメーカーについていけば、自分のペース配分を考える必要がありません。
ペース配分がうまくいかないと、レース後半で失速したり、体力を消耗したりするリスクが高まります。
ペースメーカーに従うことで、最適なペース配分を実現できます。
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- 集団走行の効果が得られる
ペースメーカーには、多くのランナーがついていきます。
そのため、ペースメーカーの後ろにいれば、集団走行の効果が得られます。
集団走行の効果とは、風の抵抗を減らしたり、周りのランナーとの協調性や競争心を高めたりすることで、走りやすくなるという現象です。
集団走行の効果によって、疲労感を軽減したり、モチベーションを維持したりできます。
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- 記録更新のチャンスが増える
ペースメーカーは、世界記録や大会記録を狙うために、高速で走ります。
そのため、ペースメーカーについていけば、自分のベストタイムを更新するチャンスが増えます。
ペースメーカーのおかげで、過去に数多くのマラソンの世界記録や大会記録が更新されています。
ペースメーカーに挑戦することで、自分の限界を超えることができます。
ペースメーカーを使うデメリット
ペースメーカーを使うことで、マラソンのレースで生じるデメリットは以下の通りです。
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- ペースメーカーに依存しすぎると危険
ペースメーカーについていくことは、自分のペース配分を考えなくて済むというメリットがありますが、逆に、ペースメーカーに依存しすぎると危険です。
ペースメーカーは、自分の目標タイムに合わせて走るので、自分の実力や体調に合わないペースで走ることになる可能性があります。
自分のペースを無視して、ペースメーカーについていくと、レース後半で大きく失速したり、体に負担をかけたりするリスクが高まります。
ペースメーカーについていくことは、自分の判断と感覚を失わないように注意しなければなりません。
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- ペースメーカーの存在が公平ではないという批判がある
ペースメーカーは、マラソンのレースで先頭を引く役割を担うランナーですが、ペースメーカー自身はレースに参加しているわけではありません。
ペースメーカーは、途中でリタイアすることが決まっているので、レースの結果に影響を与えません。
しかし、ペースメーカーの存在が、レースに参加しているランナーに不公平なアドバンテージを与えるという批判があります。
ペースメーカーがいると、レースの本来の競争性や戦略性が失われるという意見もあります。
ペースメーカーの使用には、各大会の規定や倫理に従う必要があります。
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- ペースメーカーがいないときに対応できない
ペースメーカーに慣れてしまうと、ペースメーカーがいないときに対応できないというデメリットがあります。
ペースメーカーがいないときは、自分でペース配分を考えたり、周りのランナーとの位置関係を把握したりする必要があります。
ペースメーカーに頼りすぎると、自分のペース感覚や判断力が鈍ってしまうかもしれません。
ペースメーカーがいるときもいないときも、自分の走り方を見失わないように心がける必要があります。
まとめ
マラソンでペースメーカーを使うのはずるいということはありません。
ペースメーカーは、ランナーの目標達成を助ける存在です。
しかし、ペースメーカーにはメリットとデメリットがあります。
ペースメーカーを使うかどうかは、自分の走り方や目的に合わせて決めることが大切です。
ペースメーカーを使っても、使わなくても、マラソンを楽しみましょう。
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