坊主にすると髪質が変わる？ うざい髪の毛にさよならする方法

髪の毛がうざいと感じることはありませんか？ くせ毛や剛毛、パサパサやベタつきなど、髪の悩みは人それぞれです。 そんなときに思いつくのが、坊主にすることです。 坊主にすれば、髪の手入れも楽になり、髪質も変わるのではないかと期待してしまいますよね。

しかし、本当に坊主にすると髪質が変わるのでしょうか？ また、坊主にした後に髪を伸ばすときにはどうすればいいのでしょうか？ この記事では、坊主にすることで髪質が変わるかどうかや、坊主から伸ばすときのコツをご紹介します。

坊主にすると髪質が変わるのは本当？

まず結論から言いますと・・・ 坊主にしても髪質は変わりません。 もちろん、 髪の毛が増えたり 、 クセ毛や剛毛がサラサラ になったりといったこともありません。 坊主と言うのは、生えてきた、いわゆる「外側」の髪の毛を切っただけで、クセ毛や剛毛になるかどうかは、 「内側」の毛根が関係しています。

毛根は頭皮の中にある部分で、髪の毛を作り出す工場のようなものです。 毛根の形や角度が遺伝的に決まっており、それが髪質を左右します。 毛根が真っ直ぐであれば直毛に、曲がっていればくせ毛になります。 毛根が太ければ剛毛に、細ければ柔らかい髪になります。

つまり、坊主にしても毛根は変わらないので、伸びてくる髪も元々の髪質と同じです。 ただし、一時的に髪質が変わったように感じることはあります。 それは以下の理由によるものです。

切った部分が新しい部分だから

坊主にした後に伸びてくる髪は、切った部分から新しく生えてくる部分です。 新しい部分は古い部分よりもダメージを受けていないため、キューティクル（髪表面の保護層）が整っています。 キューティクルが整っていると、光沢や手触りが良くなります。 そのため、坊主から伸びてきた髪はサラサラやツヤツヤに見えます。

しかし、これは一時的な現象です。 長くなってくるとキューティクルも摩擦や紫外線などで傷んできます。 その結果、パサパサやベタつきなどのダメージ症状が出てきます。 また、髪の毛は長くなるほど重力の影響を受けやすくなります。 そのため、くせ毛や剛毛の場合は、短いときよりもうねりや広がりが目立つようになります。

成長期による髪質の変化を錯覚しているから

坊主にすることが多いのは、子供や若者です。 そのため、坊主にした期間に、身体の成長と共に髪質も変化することがあります。 髪質は、成長期にホルモンバランスが変わり、変化します。 しかし長い髪の方は変化する前の髪を中間部分に大量に生やしているので、根元の変化に気がつきにくくなっています。 思いきって切ったら、根元が影響してきたという経緯で、このようなうわさが生まれるのではないでしょうか。

例えば、直毛だった子供が思春期に入ってくせ毛になったり、くせ毛だった子供が大人になって直毛になったりすることがあります。 これは坊主にしたからではなく、成長期による髪質の変化です。 逆に言えば、成長期を過ぎても髪質はあまり変わらないということです。

坊主から伸ばすときのコツ

坊主から伸ばすときは、以下のコツを参考にしてください。

周りを刈り上げてメリハリをつける

坊主から髪を伸ばすと、全ての髪の長さが同じで伸びてきます。 そのまま伸ばすと、ゴエモンのようにモッコリした頭になってしまいます。 それを防ぐためには、周りを刈り上げてメリハリをつける必要があります。

周りを刈り上げることで、頭の形がシャープに見えます。 また、トップの髪が目立つようになります。 周りを刈り上げる際は、美容院でプロにお願いするのがおすすめです。 自分で刈り上げるとムラができたり、バランスが悪くなったりする可能性があります。

トップは切らずに伸ばす

周りを刈り上げることでメリハリがつきますが、トップは切らずに伸ばすことが大切です。 トップは最終的な髪型の印象を決める部分です。 トップを切ってしまうと、髪型の幅が狭まってしまいます。 トップを伸ばすことで、様々な髪型にアレンジできます。 例えば、前髪を作ったり、パーマをかけたり、ワックスでセットしたりなどです。 トップは伸ばしながらも、美容院でカットして形を整えることが必要です。

ツーブロックやソフトモヒカンなどでアレンジする

坊主から伸ばすときは、ツーブロックやソフトモヒカンなどの髪型にアレンジすることで、おしゃれに見せることができます。 ツーブロックとは、サイドとバックを刈り上げて、トップだけを伸ばす髪型です。 ソフトモヒカンとは、サイドを刈り上げて、トップの中央部分だけを伸ばす髪型です。

これらの髪型は、坊主から伸ばす過程で自然に作ることができます。 また、トップの長さやサイドの幅などを調整することで、自分の好みや顔型に合わせることができます。 これらの髪型は、カジュアルな雰囲気やクールな印象を与えることができます。

頭皮マッサージや栄養バランスで髪の成長を促す

坊主から伸ばすときは、頭皮マッサージや栄養バランスにも気を付けることが大切です。 頭皮マッサージは、血行を促進して毛根に栄養を届ける効果があります。 毎日シャンプーの時や入浴後などに、指の腹で優しく頭皮を揉んでください。 頭皮マッサージは、ストレス解消にもなります。

栄養バランスは、髪の毛の材料になるタンパク質やビタミンなどを摂取することが必要です。 特にビタミンB群やビタミンCは、髪の毛の成分であるケラチンの生成に関係しています。 また、亜鉛や鉄分も毛根の活性化に重要です。 肉や卵、乳製品などの動物性食品や、豆類や海藻類などの植物性食品をバランスよく食べましょう。

美容院で定期的にカットして形を整える

坊主から伸ばすときは、美容院で定期的にカットして形を整えることも忘れずに行ってください。 美容院では、プロの目線で髪質や顔型に合わせたカットをしてくれます。 また、自分では気づかないダメージや枝毛もカットしてくれます。

美容院では、自分の希望や悩みをしっかり伝えましょう。 例えば、「坊主から伸ばしているんですが、どんな髪型にしたらいいですか？」や「この髪型にしたいんですが、できますか？」などです。 美容師さんは、あなたの髪の状態や目指す髪型に応じて、アドバイスや提案をしてくれます。

まとめ

坊主にすると髪質が変わるというのは、残念ながら都市伝説です。 坊主にしても髪質は変わらず、伸びてくる髪も元々の髪質と同じです。 ただし、一時的に髪質が変わったように感じることはありますが、それは切った部分が新しい部分だからだったり、成長期による髪質の変化を錯覚しているからだったりします。

坊主から伸ばすときは、周りを刈り上げてメリハリをつけたり、トップは切らずに伸ばしたり、ツーブロックやソフトモヒカンなどでアレンジしたりすることで、おしゃれに見せることができます。 また、頭皮マッサージや栄養バランスで髪の成長を促したり、美容院で定期的にカットして形を整えたりすることも大切です。

坊主から伸ばす過程は、自分の髪と向き合う良い機会です。 自分の髪質や顔型を理解し、自分に似合う髪型を見つけましょう。 うざい髪の毛にさよならして、素敵な髪型で自信を持ってください。